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アメックスのゴールド・プリファードとプラチナ、そしてビジネスカードのどれにするか——年会費が数万円から16万円超まで開くだけに、迷って当然です。結論を先に言うと、選ぶ基準は「あなたの年間利用額」で、それによって解放される特典(とくに無料宿泊)が大きく変わります。ざっくりの目安は次のとおりです。
- 年200万円前後で費用対効果を最優先するなら → ゴールド・プリファード(年会費39,600円。年200万円利用+継続で無料宿泊1泊が付く)
- 年500万円以上を個人決済し、ホテル上級資格・ラウンジもフルに使うなら → 個人プラチナ(年会費165,000円。無料宿泊2泊+海外航空券クレジット10万円まで解放される)
- 出張・従業員カード・経費管理を重視する経営者・個人事業主なら → ビジネス・プラチナ/ビジネス・ゴールド(追加カード枠設定や会計ソフト連携が使える)
この記事では、アメックスの個人プラチナ/ゴールド・プリファード/ビジネス・プラチナ/ビジネス・ゴールドの4枚を、2026年8月15日時点の情報で比較します。2026年は特典改定の過渡期にあたり、無料宿泊や旅行保険の条件が動いています。「年会費を特典で回収できるか」を軸に、年間利用額別の特典解放マトリクスを主役として整理していきます。
なお、プラチナの2026年改定の全体像は「【2026年7月】アメックス・プラチナ改定まとめ」で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
結論を急ぐ方へ。年間利用額と使い方を入力するだけで、プラチナとゴールドのどちらが得か・年会費の元が取れるかを約1分で自動試算できます(個人・ビジネス両対応)。
年会費シミュレーターで試算する →まず押さえる:4カードの基本情報
比較の土台として、4カードの年会費・カード枚数・ポイント関連の基本仕様を一覧にします。
| 比較項目 | 個人プラチナ | ゴールド・プリファード | ビジネス・プラチナ | ビジネス・ゴールド |
|---|---|---|---|---|
| 年会費(税込) | 165,000円 | 39,600円 | 165,000円 | 49,500円 |
| 家族・追加カード | 家族4枚まで無料 | 家族2枚まで無料、3枚目以降19,800円 | 特典あり4枚まで無料・5枚目以降13,200円、特典なしは無料 | 特典あり13,200円、特典なしは無料(判定期間内に利用がない場合は管理手数料3,300円) |
| 基本カード素材 | メタル | メタル(ゴールド/ローズゴールド) | メタル | メタル(ゴールド/ローズゴールド) |
| 通常ポイント | 原則100円=1ポイント | 100円=1ポイント | 100円=1ポイント | 100円=1ポイント |
| メンバーシップ・リワード・プラス | 無料・登録制 | 無料・自動登録 | 無料・登録制 | 初年度無料、2年目以降3,300円 |
| 対象加盟店3倍 | 登録後100円=3ポイント | 100円=3ポイント(ボーナス年1万ptまで) | 登録後100円=3ポイント | 登録後100円=3ポイント |
| ANAマイル移行参加費 | 無料 | 年5,500円 | 無料 | 年5,500円 |
出典: 個人プラチナ/ゴールド・プリファード/ビジネス・プラチナ/ビジネス・ゴールド/家族カード・追加カード(アメックス公式)
ここで押さえておきたいのは、プラチナ2種はメンバーシップ・リワード・プラスやANAマイル移行が無料である一方、ゴールド系はマイル移行に年5,500円がかかるという点です。ポイントをマイルに換えて使いたい人にとっては、この差が地味に効いてきます。ポイント還元の詳しい比較は「アメックスの還元率カード別比較」で解説しています。
この記事の主役:年間利用額でどの特典が解放されるか
4カードを分けるいちばんの分岐点が、年間利用額に応じて解放される特典です。とくに無料宿泊は、カードによって「継続だけでもらえる」ものと「一定額を使わないともらえない」ものに分かれます。ここが選び方の核心なので、マトリクスで整理します。
年間利用額別・特典解放マトリクス
| 利用額の条件 | 個人プラチナ | ゴールド・プリファード | ビジネス・プラチナ | ビジネス・ゴールド |
|---|---|---|---|---|
| 継続のみ | 無料宿泊1泊 | 利用額特典なし | 無料宿泊1泊+トラベルクレジット2万円(※2027年6月の継続分をもって終了予定と公式告知済み)+NIKKEI OFFICE PASS 10回 | 利用額特典なし |
| 年200万円 | — | 継続で無料宿泊1泊 | — | — |
| 年300万円 | — | (200万円と同じ) | — | TsugiTsugi無料宿泊1泊 |
| 年500万円 | 無料宿泊を追加1泊=計2泊、海外航空券クレジット10万円 | (200万円と同じ) | 追加の恒常特典なし | TsugiTsugi無料宿泊を追加1泊=計2泊 |
出典: 無料宿泊(フリー・ステイ・ギフト)/ビジネス・プラチナ特典/トラベルクレジット/ビジネス・ゴールド無料宿泊(アメックス公式)
このマトリクスから読み取れるポイントを整理します。
- プラチナ2種は「継続だけ」で無料宿泊1泊が付く。利用額のハードルがないため、あまり使わない年でも最低ラインの特典は確保できます。
- ゴールド・プリファードは年200万円が分岐点。年200万円以上を使って継続すると無料宿泊1泊が付きます。逆に言えば、年200万円に届かないと無料宿泊はもらえません。
- ビジネス・ゴールドは年300万円で無料宿泊が解放される。全国450施設以上を対象とするTsugiTsugiの無料宿泊で、年500万円まで使えばもう1泊追加され計2泊になります。
- 個人プラチナは年500万円が最大の分岐点。ここで無料宿泊が追加1泊されて計2泊、さらに海外航空券クレジット10万円が解放されます。
個人プラチナの海外航空券クレジット10万円(2026年新設)
個人プラチナで年500万円を狙う最大の動機が、この海外航空券クレジット10万円です。条件を整理します。
- 初年度: 年会費の支払いによって付与されます。
- 2年目以降: 年500万円以上の利用+継続が条件。30万円以上の海外航空券(アメックス・トラベルオンライン限定)に使える10万円クレジットが付与されます。
- 有効期限: 付与から1年。
- 開始時期: 2026年7月に新設された特典です。既存会員は2026年7月1日以降に迎える入会記念日からプログラム期間が始まります。
利用額の集計は「合算」が原則
年間利用額を判定するときは、基本カード単独ではなく、関連カードとの合算で見ます。
| カード | 集計対象 |
|---|---|
| 個人プラチナ | 基本カード+家族カード |
| ゴールド・プリファード | 基本カード+家族カード |
| ビジネス・プラチナ | 基本カード+追加カード |
| ビジネス・ゴールド | 基本カード+追加カード |
家族カードや追加カードを配って利用を集約すると、年200万円・300万円・500万円といった特典解放ラインに届きやすくなります。無料宿泊の全体像は「プレミアム フリー・ステイ・ギフト完全ガイド」でも解説しています。
ホテル上級資格・宿泊優待の比較
「ホテルでどんな待遇を受けられるか」は、旅行好きにとって年会費の回収に直結する要素です。ここで見落とされがちな重要ポイントが、ゴールド系でもホテル上級資格が一部もらえるという点です。
西武プリンスはゴールド系でも「ゴールドメンバー」になれる
Seibu Prince Global Rewardsの上級資格は、ゴールド・プリファードとビジネス・ゴールドでも無条件で「ゴールドメンバー」に申し込めます(プラチナ2種は「プラチナメンバー」)。ゴールド系だから上級資格が一切ないわけではない、という点はぜひ覚えておいてください。
| 比較項目 | 個人プラチナ | ゴールド・プリファード | ビジネス・プラチナ | ビジネス・ゴールド |
|---|---|---|---|---|
| 西武プリンス上級資格 | プラチナメンバー | ゴールドメンバー | プラチナメンバー | ゴールドメンバー |
| 西武プリンス特典例 | 朝食・ウェルカムサービス・レイトチェックアウト | レイトチェックアウト・優先チェックイン等 | 朝食・ウェルカムサービス・レイトチェックアウト | レイトチェックアウト・優先チェックイン等 |
| Hilton Honors | ゴールド | なし | ゴールド | なし |
| Marriott Bonvoy | ゴールドエリート | なし | ゴールドエリート | なし |
| Radisson Rewards | Premium | なし | Premium | なし |
| One Harmony | エクスクルーシィヴ(2026-08-04提供開始) | ロイヤル(提供中) | 対象外※ | なし |
| ALL Accor | ゴールド(2026年秋開始予定・未提供) | なし | ゴールド(2026年秋開始予定・未提供) | なし |
出典: 西武プリンス/One Harmony(アメックス公式)
※One Harmonyの特典ページでは「ビジネス・カード、コーポレート・カードは対象外」と明記される一方、公式FAQにはビジネス・プラチナもエクスクルーシィヴメンバー対象(2026年8月開始予定)とする記載があり、情報が揺れています。申込前に公式ページで最新情報をご確認ください。
ヒルトン・マリオットのゴールド、Radisson Premiumはプラチナ2種の専売です。ゴールド系にはこれらが付かないため、ヒルトンやマリオットの上級待遇を重視するならプラチナ2種が選択肢になります。ヒルトン特典の活用法は「ヒルトン・オナーズ特典を最大活用する完全ガイド」も参考にしてください。
FHR・無料宿泊の違い
宿泊プログラムには、カードごとに使えるものと使えないものがあります。
| 比較項目 | 個人プラチナ | ゴールド・プリファード | ビジネス・プラチナ | ビジネス・ゴールド |
|---|---|---|---|---|
| FHR(ファイン・ホテル・アンド・リゾート) | 対象(朝食2名・16時レイトチェックアウト等) | なし | 対象 | なし |
| ザ・ホテル・コレクション | 対象(原則2連泊以上) | 対象(原則2連泊以上) | 対象(原則2連泊以上) | 対象(原則2連泊以上) |
| 無料宿泊の種類 | プレミアム フリー・ステイ・ギフト | フリー・ステイ・ギフト | 個人プラチナと共通(プレミアム フリー・ステイ・ギフト対象ホテル) | TsugiTsugi(全国450施設以上) |
ポイントは3つです。
- FHRはプラチナ2種のみ。朝食2名無料・16時までのレイトチェックアウトなどが付くFHRは、ゴールド系では使えません。詳細は「アメックスFHR完全ガイド」を参照してください。
- ザ・ホテル・コレクションは4カードすべてが対象(原則2連泊以上)。ゴールド系でも使える宿泊プログラムです。
- 無料宿泊は「種類」が違う。個人プラチナとビジネス・プラチナは上位の「プレミアム フリー・ステイ・ギフト」対象ホテル、ゴールド・プリファードは「フリー・ステイ・ギフト」、ビジネス・ゴールドは全国450施設以上のTsugiTsugi、と対象ホテルの階層が分かれます。
空港ラウンジ・ダイニング・保険の比較
旅行と外食の頻度が高い人ほど、この章の差が年会費の回収を左右します。
| 比較項目 | 個人プラチナ | ゴールド・プリファード | ビジネス・プラチナ | ビジネス・ゴールド |
|---|---|---|---|---|
| 国内提携空港ラウンジ | 本人+同伴者1名 | 本人+同伴者1名 | 本人+同伴者1名 | 本人+同伴者1名 |
| プライオリティ・パス | 回数制限なし | 年2回無料(3回目以降は1回35米ドル)。家族カードも対象 | 回数制限なし | なし |
| センチュリオン・ラウンジ | 対象 | なし | 対象 | なし |
| 手荷物無料宅配 | 対象(国際線のみ) | 対象(国際線のみ) | 対象(国際線のみ) | 対象(国際線のみ) |
| 旅行傷害保険 | 国内・海外最高1億円 | 海外最高1億円・国内最高5,000万円 | 海外最高1億円・国内最高5,000万円 | 海外最高1億円・国内最高5,000万円 |
| レストラン還元 | グローバル・ダイニング・キャッシュバック50%・年最大4万円(半期各2万円) | ポケットコンシェルジュ20%・年最大1万円 | ポケットコンシェルジュ10%・年最大2万円 | ポケットコンシェルジュ10%・年最大1万円 |
| 2名利用で1名分無料 | 2 for 1ダイニング(2026-09-30終了)+50%還元は7/1開始済み | ゴールド・ダイニング | ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン(1レストランにつきプログラム期間(半期)中1回まで・要事前登録) | 同左(ビジネス・ダイニング) |
| スターバックス | — | オンライン入金20%・年最大5,000円(半期2,500円)要登録、店頭入金・eGift対象外 | — | — |
| 動画配信サービス | Netflix・DAZN・Huluの3サービスが対象、月1,000円(年最大12,000円)上限。メタル製カードの基本カード会員のみ・要事前登録 | — | — | — |
出典: 空港ラウンジ/プライオリティ・パス/センチュリオン・ラウンジ/ポケットコンシェルジュ(アメックス公式)
※ゴールド・プリファードの国内旅行傷害保険は死亡・後遺障害のみの補償です(入院・通院補償なし)。
差が大きいのは次の3点です。
- プライオリティ・パスの回数差。プラチナ2種は回数制限なしで世界中の対象ラウンジを使えます。ゴールド・プリファードは年2回無料で、3回目以降は1回35米ドル、同伴者は1名につき35米ドルです。家族カード会員も対象ですが、無料回数の数え方の詳細は公式ページで確認してください。ビジネス・ゴールドは付帯なしです。海外渡航が多いならプラチナ2種が圧倒的に有利です。詳しくは「プライオリティパスとは?」で解説しています。
- センチュリオン・ラウンジはプラチナ2種のみ。アメックス自前の上質なラウンジは、ゴールド系では使えません。なお、同伴者の無料枠は2026年7月8日から1名に変更されています。「センチュリオン・ラウンジとは?」もあわせてどうぞ。
- レストラン還元の差。個人プラチナはグローバル・ダイニング・キャッシュバック(国内はポケットコンシェルジュ経由での予約が条件、海外は対象店での直接支払いも可)で50%還元・年最大4万円と突出しています。ゴールド系・ビジネス系はポケットコンシェルジュ経由で10〜20%・年最大1〜2万円です。
- 2 for 1ダイニングは期限に注意。個人プラチナの「2 for 1ダイニング(所定コースが2名で1名分無料)」は、2026年9月30日で終了します(予約受付は9月27日19:00まで)。後継のグローバル・ダイニング・キャッシュバック(50%還元)は2026年7月1日にすでに開始しており、9月末までは両方の特典を使える併用期間です。使うつもりなら期限内に予定を組みましょう。
旅行保険はいずれも高額補償ですが、個人プラチナだけが国内・海外とも最高1億円で頭一つ抜けています(他3カードは国内最高5,000万円)。保険の詳細な扱いは後述の注意事項もご確認ください。
ビジネスカード固有の機能
ビジネス・プラチナとビジネス・ゴールドには、経費管理・事業決済に効く機能があります。個人カードにはない部分なので、経営者・個人事業主はここも判断材料になります。
| 比較項目 | 個人プラチナ | ゴールド・プリファード | ビジネス・プラチナ | ビジネス・ゴールド |
|---|---|---|---|---|
| 会計ソフト・API連携 | — | — | freee・弥生・API等 | freee・弥生・API等 |
| 追加カード利用枠設定 | — | — | カード別に設定可能 | カード別に設定可能 |
| 請求書カード払い | — | — | byGMO対象 | byGMO対象 |
| ETCカード | 発行可能(5枚まで・年会費無料・発行手数料935円/枚) | 発行可能(5枚まで・年会費無料・発行手数料935円/枚) | 20枚まで年会費・発行手数料無料 | 20枚まで年会費・発行手数料無料 |
| Dellキャッシュバック | — | — | 半年最大1万円・年最大2万円 | 半年最大7,000円・年最大1.4万円 |
| クラブオフVIP | — | — | 月会費無料 | 月会費無料 |
| 主な補償 | 個人賠償責任保険・ホームウェア・プロテクション・ワランティ・プラス | スマホ・ショッピング等 | ビジネス・サイバー・プロテクション、ビジネス・ワランティ・プラス | 出張遅延・ショッピング等 |
ビジネスカードで効いてくるのは次の3点です。
- 会計ソフト連携(freee・弥生・API等)で、カード利用明細をそのまま経費処理に流せます。経理の手間を減らしたい事業者には大きなメリットです。
- 追加カードごとの利用枠設定ができるため、従業員に配ってもカード別に上限をコントロールできます。
- 請求書カード払い(byGMO)で、本来カード決済できない取引先への支払いをカードに乗せられます。ポイント獲得と支払いサイトの調整に使えます。
なお、追加カードの利用額も年間利用額の集計対象なので、従業員カードを多く配るほど無料宿泊などの特典解放ラインに届きやすくなるという相乗効果もあります。
カード選びの目安(4シナリオ別)
ここまでの比較を、代表的な4つの利用シーンに当てはめて推奨を示します。
シナリオ1:年200万円前後の利用
| カード | 評価 |
|---|---|
| ゴールド・プリファード | 最も費用対効果を出しやすい。年200万円+継続で無料宿泊1泊が付き、年会費39,600円に対して回収しやすい |
| 個人プラチナ | 旅行・ホテルを幅広く使うなら候補 |
| ビジネス・プラチナ | 事業用途には高コスト |
| ビジネス・ゴールド | 事業決済が少ないと特典を回収しにくい |
年200万円前後なら、ゴールド・プリファードが本命です。年会費が抑えめで、年200万円到達で無料宿泊が付くバランスの良さが光ります。
シナリオ2:年300〜500万円の事業決済
| カード | 評価 |
|---|---|
| ビジネス・ゴールド | 無料宿泊と経費管理で有力。年300万円でTsugiTsugi無料宿泊が解放され、会計ソフト連携も使える |
| ビジネス・プラチナ | 出張・従業員カードが多ければ候補 |
| ゴールド・プリファード | 個人決済用 |
| 個人プラチナ | 個人旅行特典用 |
事業決済が中心なら、ビジネス・ゴールドが有力。年300万円で無料宿泊が付き、経費管理機能も揃います。出張や従業員カードが多い場合はビジネス・プラチナも候補に上がります。
シナリオ3:年500万円以上の個人決済
| カード | 評価 |
|---|---|
| 個人プラチナ | 2泊+航空券10万円で有力。年500万円で無料宿泊2泊+海外航空券クレジット10万円が解放される |
| ビジネス・プラチナ | 事業費と分離したい場合 |
| ゴールド・プリファード | 年200万円到達後の追加特典は少ない |
年500万円以上を個人で決済するなら、個人プラチナが本命。この利用額でこそ、無料宿泊2泊と航空券クレジット10万円というプラチナ最上位の特典が解放されます。
シナリオ4:従業員カード・出張が多い
| カード | 評価 |
|---|---|
| ビジネス・プラチナ | 最有力。追加カード4枚無料・プライオリティパス回数制限なし・秘書サービスが揃う |
| ビジネス・ゴールド | 経費管理中心なら有力 |
| 個人プラチナ/ゴールド・プリファード | 家族利用向け |
従業員カードを配り、出張も多い事業者には、ビジネス・プラチナが最有力です。追加カード4枚無料、回数無制限のプライオリティ・パス、プラチナ・セクレタリー・サービス(秘書サービス)が揃い、規模の大きい事業決済を1枚で束ねられます。
重要な注意事項(申込前に必ず確認)
特典を「もらえるはず」で申し込むと、条件を満たせず取り逃すことがあります。とくに次の4点は事前に押さえてください。
- 利用額は合算がルール:無料宿泊や利用額特典は、基本カードと家族・追加カードの利用額を合算するのが原則です。世帯・事業でカードを分けている場合は、合算後の金額で判定される点を確認しましょう。
- 旅行保険は自動付帯→利用付帯へ切替(2026-10-01):旅行傷害保険は利用付帯が中心です。ただし個人プラチナの海外旅行傷害保険は2026年9月30日まで自動付帯、2026年10月1日から利用付帯に変更されます。切替後は旅行代金などをカードで支払わないと補償対象にならないため、渡航前の決済を忘れないようにしましょう。出典: アメックス公式「プラチナ・カード特典改定のご案内」
- 国税の還元には注意点あり:国税の支払いは200円=1ポイントと通常の半分の還元率です。なお、年間300万円を超える国税支払いをポイント対象外とする規定はANA提携カード限定で、本記事の4カードには適用されません(2026年8月時点)。高額の納税がある人にとっては、上限なしでポイントが貯まる点はむしろ強みです。出典: アメックス公式「ポイント加算の例外」
- 上級資格は事前登録が必要(2〜4週間):ホテル上級資格は自動では付与されず、事前登録が必要です。とくに西武プリンスは登録完了まで通常2〜4週間かかります。旅行の直前に申し込むと間に合わないことがあるため、早めに登録しておきましょう。
よくある質問
ゴールド・プリファードでも無料宿泊はもらえる?
もらえます。ゴールド・プリファードは年200万円以上を利用して継続すると、フリー・ステイ・ギフト(無料宿泊1泊)を受け取れます。継続だけで無料宿泊が付く個人プラチナやビジネス・プラチナと違い、年200万円という利用額の条件がある点がポイントです。なお個人プラチナの「プレミアム フリー・ステイ・ギフト」とは対象ホテルの階層が異なります。
プラチナの航空券クレジットの条件は?
個人プラチナの海外航空券クレジット10万円は、年500万円以上の利用に加えて継続することが条件です。2年目以降が対象で、30万円以上の海外航空券をアメックス・トラベルオンライン限定で予約する際に使えます。有効期限は付与から1年です。初年度は年会費の支払いで付与されます。2026年7月に新設された特典で、既存会員は2026年7月1日以降に迎える入会記念日からプログラム期間が始まります。
ゴールド・プリファードでもホテルの上級会員資格はもらえる?
一部もらえます。ゴールド・プリファードとビジネス・ゴールドは、Seibu Prince Global Rewardsの「ゴールドメンバー」に無条件で申し込めます。ただしヒルトン・オナーズやマリオット・ボンヴォイのゴールド、FHRの利用資格は付きません。これらはプラチナ2種(個人プラチナ・ビジネス・プラチナ)限定の特典です。
ビジネスカードと個人カードで年間利用額の集計方法は違う?
集計する対象カードの範囲が違います。個人プラチナとゴールド・プリファードは基本カードと家族カードの利用額を合算します。ビジネス・プラチナとビジネス・ゴールドは基本カードと追加カードの利用額を合算します。いずれも無料宿泊や利用額特典の判定は、これらを合算した金額で行うのが原則です。
旅行傷害保険はいつから利用付帯に変わる?
個人プラチナの海外旅行傷害保険は、2026年9月30日までは自動付帯ですが、2026年10月1日から利用付帯に変更されます。利用付帯とは、旅行代金などをそのカードで支払うことが補償の条件になる仕組みです。4カードとも旅行傷害保険は利用付帯が中心となるため、渡航前にカードで交通費や旅行代金を決済しておくと安心です。
まとめ
アメックスの4カードは「年会費の高さ」ではなく、「自分の年間利用額で解放される特典が年会費を上回るか」で選ぶのが正解です。最後に要点を整理します。
- 年200万円前後 → ゴールド・プリファード(年会費39,600円。年200万円+継続で無料宿泊1泊。費用対効果が高い)
- 年300〜500万円の事業決済 → ビジネス・ゴールド(年300万円でTsugiTsugi無料宿泊。会計ソフト連携で経費管理も楽)
- 年500万円以上の個人決済 → 個人プラチナ(無料宿泊2泊+海外航空券クレジット10万円。ホテル上級資格・ラウンジもフル装備)
- 従業員カード・出張が多い → ビジネス・プラチナ(追加カード4枚無料・回数無制限プライオリティパス・秘書サービス)
- ゴールド系でも西武プリンスのゴールドメンバー資格は無条件で申込可。ただしヒルトン・マリオットのゴールドやFHRはプラチナ2種限定
- 2026年は改定の過渡期。旅行保険の自動付帯→利用付帯(2026-10-01)、2 for 1ダイニングの期限(2026-09-30)、国税は200円=1ポイント(年300万円超を対象外とする規定はANA提携カードのみ)などの条件に注意
まずは直近1年の利用額を棚卸しして、どのラインに届くかを確認してみてください。そのうえで解放される特典を年会費と突き合わせれば、あなたに合った1枚が見えてきます。
各カードの特典をさらに掘り下げたい方は、下記の関連記事もあわせてご覧ください。
4カードの比較で候補が絞れたら、特典の詳細と入会キャンペーンを確認しましょう。アメックス・ビジネス・プラチナ・カードの紹介プログラムでは、2026年8月時点で合計300,000ポイントの入会特典が用意されています(利用条件あり)。
※入会特典には利用条件・審査があります。ポイント数・特典内容は2026年8月時点の情報です。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
参考・出典
- アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(公式)
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード(公式)
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード(公式)
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード(公式)
- 無料宿泊(フリー・ステイ・ギフト)
- 航空券クレジット
※本記事の情報は2026年8月15日時点のものです。最新の情報は各公式サイトにてご確認ください。


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